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第24話 塚本オフィス、大阪、さようなら!

前話 第23話「コロナ禍、引っ越しはお忍びで」のあらすじ

「淀江プロジェクト」第23話・・・2018年の年の瀬クリスマスイブの前日に第1弾がスタートした「淀江プロジェクト」。2019年1月に第2弾、3月に第3弾、5月に第4弾、7月に第5弾、9月に第6弾、12月に第7弾、2020年2月に第8弾、2020年3月に第9弾を実施して、淀江での引っ越し受入準備が整い、安堵するとともに大きな決断をする洋子。2020年4月7日に東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に緊急事態宣言が発令される。賃貸契約上、引っ越しを延期できず、お忍びで自宅の荷物の引っ越しを断行した後の4月16日に、緊急事態宣言の対象が全国に拡大された。そんな中、一本の電話がかかってくる。

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【第24話 塚本オフィス、大阪、さようなら! のあらすじ】

「淀江プロジェクト」第24話・・・2018年の年の瀬クリスマスイブの前日に第1弾がスタートした「淀江プロジェクト」。2019年1月に第2弾、3月に第3弾、5月に第4弾、7月に第5弾、9月に第6弾、12月に第7弾、2020年2月に第8弾、2020年3月に第9弾を実施して、緊急事態宣言が出た4月中旬に引っ越し業者に依頼し、自宅の荷物を淀江に搬入。当初、淀江と大阪を行ったり来たりして二拠点生活を送ろうとしていた洋子は、大阪の塚本オフィスの撤退を決意し、24mm合板で組み立てた事務所内の床やテーブル、いすなどの解体を淀江プロジェクトのメンバーに依頼。解体を終え、大阪に別れを告げて、淀江で2週間の引き籠り生活を始める・・・。

ライフキャリアサロンとして活用した塚本オフィス

城村握さん作成の図面
城村握さん作成の図面
大阪市淀川区塚本にある「塚本オフィス」
大阪市淀川区塚本にある「塚本オフィス」

 2018年の年の瀬クリスマスイブの前日に第1弾がスタートした「淀江プロジェクト」。2019年1月に第2弾、3月に第3弾、5月に第4弾、7月に第5弾、9月に第6弾、12月に第7弾、2020年2月に第8弾、3月上旬に第9弾を実施。緊急事態宣言が出た4月中旬に引っ越し業者に依頼し、自宅の荷物を淀江に搬入した洋子は、当初考えていた二拠点生活を諦め、大阪の塚本オフィスの撤退を決意した。

 塚本オフィスは、「ライフキャリアサロン”えん”」として、2018年初めに開設したばかりだった。

  INTERIOR BOOKWORM CAFE の城村 握(じょうむらあつし)さん

が24mm合板のみを使って、台形の形状の部屋を 洋子のコンセプト「えん(円・縁・宴・苑・延・援・演)」に合わせて、円形をモチーフに効率的に使えるように設計、施工は「塚本サロン準備プロジェクト」という形で行い、城村さん以外にも多くの皆さんの力を借りて整えていったオフィスで、セミナーや勉強会などで、短い期間だったが多くの方に活用していただいた。

 出ていくときには、原状回復する必要があり、整えた本棚・テーブル・椅子・くつろぎスペースなどは全て撤去せねばならず、2年余りで解体しないといけないのが、とても残念で、淀江プロジェクトリーダーのしょうきち(野崎将太)さんに、淀江でも活用できないかを相談した。

 淀江でそのままの形で利用するスペースは無く、一部の小さな椅子だけを除いて、後は全て板の状態に解体して淀江へ持って行き、とりあえず倉庫に入れておくことを決めて、プロジェクトメンバーにその解体を依頼することになった。

 


塚本オフィス(大阪)の解体作業を実施!

 5月12日(火)の9時に

 ■しょうきち(野崎将太)さん

 ■ひぐっちゃん(樋口 侑美)さん

 ■やつだ(八田 公平)さん

 ■勇太朗(河合勇太朗)さん

 ■うえちゃん(上村 一暁)さん

の関西組の5名が塚本オフィスに来てくれて、作業が始まった。

 洋子は皆が作業を始めてすぐに、E社へ仕事に出かけ、その間、淀江プロジェクトのメンバーが解体作業を進めてくれて、洋子が15時頃に塚本オフィスに戻ったときには、24mm合板の平板が重ねておいてある状態だった。

 チームワークでの手際のよい作業に感謝しながら、洋子は皆と淀江プロジェクトを振り返る。


大阪よ、さようなら! オフィスの引っ越しを断行!

 GWが過ぎても緊急事態宣言は解除されることは無く、本当に引っ越しをしてもいいのかなと思いつつも、5月末には塚本オフィスを出て行かねばならず、地元の方にも申し訳ないという気持ちもありながら、引っ越しを断行することにした。

 解体作業の3日後の15日(金)はとうとう大阪とお別れ。お世話になったいろんな方とはオンラインのみで挨拶をして、リアルでは会わないままの寂しいお別れとなった。

 午後から、引っ越し屋さんに、塚本オフィスの荷物や、解体した24mm合板の平板や自転車などをトラックに積んでもらい、その後、洋子と娘の萌々子は、夕方、車で出発、夜中に淀江に到着した。

 翌16日(土)、引っ越し屋さんが大阪から到着。大量の木材も時間をかけて、倉庫に搬入。何度も往復して搬入してくださる姿を見て、本当に申し訳なく、そしてありがたいと感謝する洋子。

 車庫になにわナンバーの車を入れて、見えないようにシャッターを閉め、鳥取のナンバープレート取得の手続きに入る。

 ここから2週間の引き籠り生活がスタートした。



次回 第25話「引きこもりテレワークと虫の洗礼、てるちゃんのデリバリー」のあらすじ

「淀江プロジェクト」第25話・・・2018年の年の瀬クリスマスイブの前日に第1弾がスタートした「淀江プロジェクト」。2019年1月に第2弾、3月に第3弾、5月に第4弾、7月に第5弾、9月に第6弾、12月に第7弾、2020年2月に第8弾、2020年3月に第9弾を実施して、緊急事態宣言が出た4月中旬に自宅の荷物を淀江に搬入。5月中旬には大阪の塚本オフィスの解体を終え、大阪に別れを告げて、淀江への引っ越しを断行!てるちゃんをはじめとするプロジェクトメンバーの支援を受けながら、2週間の引き籠り生活・テレワークでの仕事を始める。その中で受けた田舎での洗礼とは・・・。

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