前話 第21話「妻木晩田(むきばんだ)遺跡と裏庭BBQ」のあらすじ
「「淀江プロジェクト」第21話・・・2018年の年の瀬クリスマスイブの前日に第1弾がスタートした「淀江プロジェクト」。2019年1月に第2弾、3月に第3弾、5月に第4弾、7月に第5弾、9月に第6弾、12月に第7弾、2020年2月に第8弾を実施して、片付けから解体、そして再生へとフェーズが進んでいった。その1ヶ月後の2020年3月、長丁場の9日間の工事の期間中、洋子は関西と淀江を行ったり来たりする。5日目に帰った洋子はプロジェクトのメンバーと妻木晩田遺跡に向かい、縁あって、著名な考古学者の解説を受ける。そしてデッキが整った裏庭で皆で楽しくBBQ。その翌日に起こる驚きの出来事を知る由もなく…。
第21話 Yodoe Project Story 第23話
【第22話シンクはどこに行った? キッチン・洋室 完成! のあらすじ】
「淀江プロジェクト」第22話・・・2018年の年の瀬クリスマスイブの前日に第1弾がスタートした「淀江プロジェクト」。2019年1月に第2弾、3月に第3弾、5月に第4弾、7月に第5弾、9月に第6弾、12月に第7弾、2020年2月に第8弾を実施して、片付けから解体、そして再生へとフェーズが進んでいった。その1か月後の2020年3月、9日に及ぶ第9弾後半戦、予定していたシンクが届かない・・・という出来事が発生。シンクはどこに行った? 工事が急ピッチで進み、洋室&キッチンの工事が完了、淀江での引っ越し受入準備が整い、安堵する洋子。が、状況は刻々と変化していく。
シンクが淀江に届かない! シンクはどこに行った?
2018年の年の瀬クリスマスイブの前日に第1弾がスタートした「淀江プロジェクト」。2019年1月に第2弾、3月に第3弾、5月に第4弾、7月に第5弾、9月に第6弾、12月に第7弾、2020年2月に第8弾を実施して、片付けから解体、そして再生へとフェーズが進んでいった。その1か月後の2020年3月4日(水)~12日(木)の長丁場で、淀江プロジェクト第9弾を実施。前半戦が終わり、中日の8日(日)に淀江に帰った洋子は、9日(月)の早朝、西宮北インターに近いK社へ向かう。
9時頃にK社に無事に到着し、仕事を始めていた洋子は、運送会社 O社から携帯電話にかかって来た内容に驚愕する。
「今、近くまで来たんですけど、リンナイの業務用ガステーブル、どこに配達したらいいですか?ちょっと場所が分からないんですが・・・」
「今、どちらですか?」
「塚本6丁目〇番地(大阪の洋子の自宅の住所)の〇〇の前です。」
「えーーーーーー?」
業務用ガステーブルと同時に、業務用2層シンク・作業台2台もネット注文しており、慌てて注文履歴を確認した洋子は、届け先を全て大阪の自宅の住所にするという大失態を犯してしまっていたことに気づく。事前メールなど、確認して気づくタイミングは何度もあったはずなのに。忙しさにかまけて開封していなかったメールを今更ながらに確認したところ、ガステーブル以外は、日本郵政グループのT社が配送業者になっていた。
T社に連絡した洋子は、なぜかその3つの商品が配達完了になっていて、どこにあるかわからない状態だということを知る。もちろん淀江には到着していない。
渡りに船? 息子 義邦の帰国
どうしよう?
洋子は明日10日(火)の夜に淀江へまた行くのだが、洋子の車アクアに荷物4つは入らないため、大きな車をレンタルしないといけない。どちらにしても今日明日は仕事が詰まっていて、昼間は動けない。
K社の急ぎの仕事をしながら、途中、抜けさせてもらって各所に連絡もし、 最善策が見つからないまま、時間だけが過ぎて行った。
14時過ぎ、洋子のスマホに一つのメッセージが届く。
「今、無事横浜の家に帰ったよ」
2019年9月に洋子の父 茂の三回忌で淀江に来た時に、「会社を辞めてポーカープレイヤーとして世界を飛び回る」宣言(第18話)をして11月に退職し、12月1月は韓国、2月はスペイン、3月はフランスに滞在していたが、友達の結婚式のために一旦帰国した洋子の息子 義邦からだった。渡りに船?、義邦に事情を説明し、配送会社T社とのやり取りなどを任せ、洋子はK社の仕事に専念する。
義邦が、T社と連絡を取り、営業所にシンクや作業台があることが判明、チャーター便(36,000円)を手配し、10日(火)の朝にT社の営業所で引き取り、そのまま淀江に届けてもらう段取りをつけてくれた。
そのおかげで10日(火)の午後、シンクや作業台は無事淀江に到着! 輝ちゃん(吉田輝子)さんが組み立ててくれている写真が洋子のもとに送られてきた。
キッチン・洋室 完成!
10日(火) 仕事を終えて18時過ぎに尼崎のE社を車で出た洋子は、リンナイの業務用ガステーブルがある配送業者O社の営業所に取りに行き、そのまま淀江へ向かい、真夜中に到着。
11日(木)、サハラクミコさんのお知り合いの森岡 友樹さんが香川県から来て、粉からのうどん作りをしてくださり、お昼に皆で食べる。
工事が進み、夜には各所が完成。キッチンには、八田さんの左官工事を施したお洒落なカウンター台が真ん中に付き、無事シンクや作業台も設置された。また小さな小窓や出窓、お洒落な換気扇カバーなど細部も整った。
洋室は、ベッドが置けるように、壁と床が整備され、その横の縁側の奥の押入れにはお洒落な洗面台や棚が付いた。
最後にピアノをこれから置く位置に皆で運び、11日(木)の作業は完了。
洋子は翌12日(金)の早朝にまた西宮北インター近くのK社へと向かうために淀江を出発した。
プロジェクトのメンバーは、各所の仕上げ、掃除などを済ませ、夕方には浜村に移動したという連絡がしょうきち(野崎将太)さんからあった。
3月19日には地元の輝ちゃん立ち合いの下、無事業務用の冷蔵庫も搬入された。輝ちゃんからその報告を受け、淀江での引っ越し受入準備が着々と進んでいることに感謝し、安堵する洋子。
が、1月に新型コロナウィルスの初感染が日本国内でも確認され、2月には大型クルーズ船での感染、感染者が徐々に増える中、洋子が淀江から離れた12日にWHOが「パンデミック認定」。特措法改正案が13日に国会で成立、翌14日から施行され、政府が特措法に基づく「緊急事態宣言」を出せる環境が整うなど状況が刻々と変化する中、3月19日、洋子は大きな決断をする。
次回 第23話「コロナ禍、引っ越しはお忍びで」のあらすじ
「淀江プロジェクト」第23話・・・2018年の年の瀬クリスマスイブの前日に第1弾がスタートした「淀江プロジェクト」。2019年1月に第2弾、3月に第3弾、5月に第4弾、7月に第5弾、9月に第6弾、12月に第7弾、2020年2月に第8弾、2020年3月に第9弾を実施して、淀江での引っ越し受入準備が整い、安堵するとともに大きな決断をする洋子。2020年4月7日に東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県に緊急事態宣言が発令される。自宅の荷物の引っ越しを予定していた4月16日に、緊急事態宣言の対象が全国に拡大された。賃貸契約上、引っ越しを延期できず、お忍びで自宅の荷物の引っ越しを断行する。
第21話 Yodoe Project Story 第23話