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第10話 どんどん進む片付け、古文書・跳び箱が出てきた!

前話 第9話 「小さな離れの簡易宿所の許可が取れた」のあらすじ

「淀江プロジェクト」第9話・・・2018年9月(第5話)で、離れをゲストハウスにすることを決めて動き出して4ヶ月あまり経った2019年1月29日。いくつかのプロセスを経て、小さな離れの旅館業(簡易宿所営業)の許可を取得。Facebookに投稿し、「旅館業」「旅館の女将」などというワードで盛り上がるコメント欄。準備はまだ必要だが、宿泊業のスタートラインに立ち、いろんな方に泊まっていただける場が出来たことに大喜びで浮かれていた洋子は、約2ヶ月後に起こるできごとをまだそのときは全く予感出来ていなかった。

第9話  Yodoe Project Story  第11話


【第10話 どんどん進む片付け、古文書・跳び箱が出てきた! のあらすじ】

「淀江プロジェクト」第10話・・・2018年の年の瀬クリスマスイブの前日にスタートした「淀江プロジェクト」。その1か月後の、2019年1月22日(火) ~23日(水)の2日間、大阪・奈良・兵庫・鳥取県の浜村・米子などから10名のメンバーが集結し、屋根裏部屋、母屋の3部屋、そして様々な物入にある気の遠くなるような多くの荷物の数々が一気に片づいた。洋子がここは自分でやろう!と思っていたところも、「手伝いますから一緒にやってしまいましょう」と言ってもらって、どんどん片付けが進んで行く。屋根裏から出てきたものでみんなのテンションが上がり、やったことは・・・。

第2弾は10名が集結!

水色が第1弾(2018年12月)・黄緑が今回の第2弾(2019年1月)に片付けが完了した箇所です。
水色が第1弾(2018年12月)・黄緑が今回の第2弾(2019年1月)に片付けが完了した箇所です。

 2019年1月22日(火) ~23日(水)の2日間、大阪・奈良・兵庫・鳥取県の浜村・米子などから10名のメンバーが田中家に集結!

 2018年12月の第1弾にも来てくれた5名

■姐さん(サハラクミコ)さん

■しょうきち(野崎将太)さん

■翔太郎(宮原翔太郎)さん

■ゆってぃ(河津優平)さん

■俺ロック(松尾隆志)さん

の他に

★関西(大阪・奈良・神戸)から

■奥井 希さん(前田文化)

■羽渕 正樹さん(大工)

■河合 勇太朗さん(パーリー建築)

■中土喜博さん(空気職人)

★浜村から

■嶋田 和史さん(パーリー建築)

の5名も加わり、総勢10名で、屋根裏部屋、母屋の3部屋、そして様々な物入にある気の遠くなるような多くの荷物の数々を一気に片づけてくれた。

 

【その当時、書いていたブログ】

淀江プロジェクト(実家の母屋改修プロジェクト) 【片付け大作戦第2弾】

 


手伝いますから、一緒にやってしまいましょう!

 どの部屋も足の踏み場が無いほど、物で溢れかえっており、役割分担し、米子市の厳しい可燃不燃の決まりを確認して仕分けしながら、手際よくどんどん片づけが進んでいき、2日間で、見違えるように物がなくなっていった。

 母屋の洋室2室は、父母の物が溢れていて、洋子が確認しながら少しずつ片づけようと思っていたのだが、希さんが

「私たちが手伝いますから、一緒に片づけてしまいましょう。洋子さんはどんどん私たちに指示を出してください。」

と声をかけてくれ、予定外の速さで広い範囲の片付けが進んでいった。

 片付けをしながら、いろんな思い出がよみがえってくる。一緒に片付けしてくださったメンバーも、出会ったことのない洋子の父母・祖母・そして洋子や弟 衆の小さい頃の作品・・・に触れて、親近感を持ち、思い出を共有してくれて、食事や休憩の時間にはその話題でも盛り上がった。

 とてもとても気が重かった片付けが、一気に楽しい片付けに変わった第2弾だった。


締めくくりは跳び箱で。

 屋根裏からは、古文書の入ったいくつかの箱・スキー用品・卓球台・跳び箱・2段ベッドなど、「父母が狭い梯子をかけて上るしかない屋根裏によく上げれたなぁ~」と思うような大きなものがたくさん出てきた。 

 洋子と衆が小学生の頃、父が跳び箱と鉄棒を購入してくれて、母屋で使って友達ともよく遊んでいた。鉄棒はどなたかに譲ったようで、出てこなかったが、洋子が中学生の受験期の息抜きの時間に、家族で毎晩のように離れに置いて使っていた卓球台も見つかった。

 片付けが終わった23日(水)の夕方、締めくくりに、屋根裏から出てきた跳び箱を皆が跳んで、第2弾は完了! 


淀江の宿 今津田中家 瓦版 第11号 4面
淀江の宿 今津田中家 瓦版 第11号 4面

次回 第11話「Wi-Fi接続型の電子錠~江戸時代の古文書」のあらすじ

「淀江プロジェクト」第11話・・・小さな離れの簡易宿所の営業許可を取得したが、お客様や淀江プロジェクトのメンバーや宿泊後の掃除をやっていただく方が自由に出入りできるようにするために、世界初Wi-Fi接続型の「リモートロック」の機器を入口の扉に付けるために洋子は2019年2月に帰省をする。大阪に住む洋子がスマホやパソコンでの遠隔操作で各人ごとの番号や出入りできる期間などを設定し、その番号を押せば中に入れる仕組みを導入。合間の時間で前月1月の淀江プロジェクト第2弾で見つかった江戸末期から明治にかけての古文書を改めてじっくり確認し、最近機器の設置から一転、150年以上前の歴史に触れる。また地元のメイちゃん農場の大下さんが開催された集まりにも参加する。

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