第9話 小さな離れの簡易宿所の許可が取れた

　2018年9月（第5話）で、離れをゲストハウスにすることを決めて動き出して、洋子の高校の同級生の旦那様で、地元の一級建築士 竹田 晴寿さんにお願いして、11月から片付けを始め、内装・外装の工事が進んで、12月中旬には完了した。

　・本棚の本や母景子の描いた油絵など離れの物を母屋へ移動

　・汚れていた外壁を塗装

　・壁一面の本棚の代わりにクローゼットを設置

　・アコーディオンカーテンの撤去

　・床材・壁材の張替え

　・キッチンの周りの修繕

　・家庭用火災報知器の設置

といったことをやってもらい、2018年12月のクリスマスイブ前夜の淀江プロジェクト第１弾の際には皆が泊まれるようになっていた。

【その当時、書いていたブログ】

実家離れの本棚の本

実家の小さな離れの改修の様子(１)【ゲストハウス計画】

実家の小さな離れの改修の様子(2)【ゲストハウス計画】

2018年9月14日…鳥取県西部総合事務所で相談

「鳥取県西部総合事務所」の生活環境局 環境・循環推進課の民泊相談窓口を訪問。担当の遠藤さんがとても親切にゲストハウス開設の流れを教えてくださり、「民泊（住宅宿泊事業法）」と「簡易宿所（旅館業法）」という大きくは2つの申請方法があることを知った。民泊は宿泊日数の制限があるということが大きな決め手となり、「簡易宿所」の営業許可を取ることにする。

その後、

2018年11月20日…西部総合事務所で相談

2019年1月 8日…西部総合事務所に書類を郵送

2019年1月22日…消防署検査後書類提出・西部総合事務所確認検査

という流れを経て、簡易宿所営業許可申請の手続きは完了した。

　2018年1月29日の日付で、「旅館業営業許可証」を受け取った洋子は、大喜びでFacebookに投稿した。

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昨秋から進めてきた実家の小さな離れのゲストハウス化計画。

旅館業(簡易宿所)の営業許可が出ました。

＼(^o^)／

2月下旬に父が亡くなった際に廃止したネット環境を整え、リモートロックの鍵に変えるなどの準備を整えた後、まだ日程は未定ですがオープンしたいと考えています。

まだまだ準備をしないといけないことはたくさんありますが、まずは一安心です。(*^^*)

素敵な出逢いを経て、母屋の片付けやリノベーションも進んでおり、私も今年は度々実家に帰ることになるかと思います。

実家は、西は日本海、東は大山が眺望できるロケーションです。

オープンしたら、ぜひ一度遊びに来てくださいね。

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「やったー！おめでとうございます」「すごーい、旅館業！」「一度、必ず行きますね〜」「素晴らしい！ここ、セミナー出来ますか？」「ステキなご実家。旅館の女将になったらいいのに。」といったコメントを戴き、盛り上がるFacebookのコメント欄。

　準備はまだ必要だが、宿泊業のスタートラインに立ち、いろんな方に泊まっていただける場が出来たことに大喜びで浮かれていた洋子は、その約2ヶ月後に起こるできごとをまだそのときは全く予感出来ていなかった。