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【第18号】博多で事例発表をしてきました!

1面

(一社)BisuiDaisen(ビスイダイセン 淀江の宿今津田中家のオーナー田中洋子と、同じく今津で簡易宿所を営むHiddenWestの大原徹さんはじめとするメンバーが2022年4月に設立した一般社団法人)は、2024年2月に地域限定の旅行業登録をした後、(一社)全国旅行業協会(ANTA)の会員申請を行い、鳥取県支部での支部長面接、理事会での承認と全国本部への推薦などを経て、全国本部で承認され、6月上旬に会員となりました。

 その間に鳥取県支部の事務局長 大原 範雄さんにご連絡をいただき、全国旅行業協会の「中国・四国・九州  三地方支部長連絡会会議(今年は7月12日(金)~7月13日(土) に福岡県博多市の西鉄グランドホテルで開催)」で 私 田中洋子が事例発表をさせていただくこととなりました。 事例発表のテーマは「顧客ニーズの変化に対応した新しい旅行業への取組について」で、中国1名(鳥取県)・四国1名(愛媛県)・九州2名(福岡県・鹿児島県)の計4名が事例発表するということで、鳥取県支部長の中島 文明さん、事務局長の大原さんと博多での会議に参加してきました。

 

中国ブロックがトップバッターで、まずは支部長の中嶋さんが私をご紹介してくださり、『Daisen-san「大山さんのおかげ」体験から未来を紡ぐ~6000年の営みが続く地で様々な体験を通して見つけるこれからの生き方~』というタイトルで発表をさせていただきました。発表時に、淀江の宿今津田中家 瓦版バックナンバー創刊号から17号までを68名の参加者の方に配布しました。

 

① 自己紹介

(ビスイダイセン を立ち上げるまで)

18歳まで海山田畑からの恵みを受けて、淀江町今津で半自給自足の生活を送り、18歳で実家を離れて山口へ。大阪で就職して、出産・会計事務所勤務を経て、41歳のとき、小企業のIT活用や経営を支援する会社を起業。趣味は旅で、生活に触れ、交流しながら、興味のあるテーマを深く学ぶオリジナルな旅を若い頃から行ってきた。

父が亡くなってから空き家になった築約90年の実家の母屋をゲストハウスとして活用することにした経緯とリノベーションの様子や現在の活用状況。

 

② ビスイダイセンの取組紹介

2022年に一般社団法人(ビスイダイセン)を立ち上げた思いと経緯。「観光庁の地方における高付加価値なインバウンド対応観光地づくり」との連携や「プラネタリーヘルスツーリズム」などの展開について。

 

③ これから目指していきたいこと

(若者からのメッセージ)

 松田彩子さん・坂上萌さんが作成してくれた動画を流し、彼女たちの活動を紹介。この地の価値。これからの持続可能な生き方を世界に向けて提唱できる場として、若い世代を巻き込みながら、様々なプログラムを構築していきたい。

 

地域限定旅行業登録したばかりの新参者の私にこのような機会を与えてくださり、ありがとうございました。夜は交流会が行われ、他の地域の方とも情報交換することが出来ました。翌日13日(土)は、オープントップバスで博多観光をしました。ユネスコ無形文化遺産「博多祇園山笠」(7月1日~15日)の期間中で、飾り山笠も見ることが出来ました。


2面

観光庁「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」

 2023年度からスタートした観光庁「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」の11モデル地域の一つ「鳥取・島根エリア(日本の紀元・神話の国)」の鳥取・島根エリアモニターツアーが、7月29日(月)~8月2日(金)まで実施され、関東在住の旅行業関連の5名の方が来訪されました。

 (一社)BisuiDaisen(ビスイダイセン)は、30日(火)の午後から、甲川(きのえがわ)で、「大山さんのおかげ、苔から水の循環を読み解くプログラム(シャワークライミング)」を提供させていただきました。また最終日の2日(金)には、「トークミーティングワークショップ」が開催され、こちらも視聴させていただきました。

 ツアーに参加されたのは、Japan Travel の旅行部門・メディア部門のイギリス人・イタリア人・日本人、KODO Travel のCEO(最高経営責任者)のニュージーランド人、フォトグラファーのアメリカ人など、男性5名です。「トークミーティングワークショップ」の後半は「この旅を通じて感じた山陰の価値の“キーワード”は何ですか?」というテーマのトークセッションが行われました。「Respect for Nature(自然への畏敬)」「Shrouded in myth, origins of Japan(神話に包まれた日本の起源)」「Connection to Elements(要素『土、水、風、火など』とのつながり)」「職人技」「Balance(調和)」などのキーワードが出てきて、改めて外から見た「山陰の価値」を認識する機会となりました。

8月3日 シンポジウム「プラネタリーヘルスとローカル資本」

山陰の価値を再発見、世界最先端のプラネタリーヘルス(人と地球の健康)

 地元の方以外に、東京や沖縄などからも視聴者が来られて、淀江のさざなみホールが登壇者も含めて600名を超す満員御礼となりました。第1部は桐村里紗さん(公財日本ヘルスケア協会PHI代表・医師)の基調講演「プラネタリーヘルスと世界における山陰の役割~日本的視座が世界最先端となる自然共生社会」、 第2部は、桐村里紗さんの他、登壇者5名の方が各々の専門分野の観点からお話をされ、プラネタリーヘルスや世界における山陰の役割を体感する一日となりました。

夜は、(一社)BisuiDaisenがコーディネートした大正蔵での交流会が開催され、登壇者や東京や沖縄の視聴者なども今津の2軒の宿に泊まられて、宿の中でも熱いディスカッションが繰り広げられました。

 

【第2部からの登壇者】

・佐藤 洋一郎(京都府立大学客員教授/ふじのくに地球環境史ミュージアム 館長)

  地球環境と人の営みに関する碩学

・田中 善(医療法人仁善会田中クリニック院長・鳥取大学医学部出身) 

  鳥取大学医学部ご出身で食事療法や腸内細菌を通した全人的治療を提供する医師

・塚野真樹(株式会社SC鳥取/ガイナーレ鳥取 代表取締役社長)

  地域に密着したサッカーを通して地域活性化を牽引

・星 明彦(一般社団法人Expe) 

  観光庁・高付加価値インバウンド向け観光地づくりを推進され、山陰の価値を評価

・横山和成(立正大学 地球環境科学部環境システム学科 客員研究員/株式会社DGCテクノロジーシニアリサーチャー)

  微生物の多様性から土壌・農地の豊かさを評価する第一人者 


3面

淀江の宿 今津田中家 最近はこんなご利用がありました!

カフェスペースレンタル

■カフェスペースを貸し切っての結婚パーティ利用(地元の方)

宿泊・研修・体験

■BisuiDaisen主催のプラネタリーヘルスツーリズム 東京の企業研修(18名)

1日目:湧水地見学~大山さんにご挨拶(大神山神社参拝)~甲川シャワークライミング~山楽荘(宿泊)

2日目:大神山神社参拝~阿弥陀堂座禅~砂防堰堤見学~桐村里紗さんのフィールド見学(せせらぎ公園)~たたらの里見学(都合山)~HiddenWest・淀江の宿今津田中家(宿泊)

3日目:海底湧水採取・海での統合・塩づくり・羽釜炊飯・振り返りクロージング

 

■神戸の子供たちのキッズキャンプ(12名)

1日目:甲川シャワークライミング~BBQ

2日目:海遊び~塩づくり・羽釜炊飯~カレーワークショップ(mimori*プロデュース)

3日目:BASG(経営疑似体験ゲーム)

 

■その他宿泊

・米子にゆかりのある関西在住の3世代家族:旅館やホテルとは違う「実家に一堂が会した感覚」で泊まれた。

・淀江の空き家(祖母の生家)の活用をお考えの関西在住の親族:空き家活用の事例を見ながら相談をすることが出来た。

・学生代の友人グループ:性格タイプ分析のワークショップを受けて、自己理解・他者理解を深めた。


4面


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淀江の宿今津田中家 瓦版18号 A4 4P
1P博多で事例発表してきました!、2P「観光庁地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」「シンポジウム プラネタリーヘルスとローカル資本」、3P「淀江の宿今津田中家最近はこんな利用がありました!」「日替わり店長カフェ」、4P淀江プロジェクト物語 第17話
瓦版18号202409A4.pdf
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淀江の宿今津田中家 瓦版18号 A3 二つ折り
1P博多で事例発表してきました!、2P「観光庁地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」「シンポジウム プラネタリーヘルスとローカル資本」、3P「淀江の宿今津田中家最近はこんな利用がありました!」「日替わり店長カフェ」、4P淀江プロジェクト物語 第17話
瓦版17号202408A3.pdf
PDFファイル 3.9 MB