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【第16号】自転車で走る「水の道周遊コース」

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 今津田中家のオーナー 田中洋子は、今年 9月に開催される米子日吉津商工会の「サイクルカーニバル」の推進委員となり、初心者向けの新コース「水の道周遊コース(約38km)」の企画実施に関わらせていただいております。

 「水の道周遊コース」は、日野川(ひのがわ)の土手~大山(だいせん)の麓(植田正治写真美術館)~湧水地(本宮の泉)~日本海(淀江漁港)を巡るサイクリングコースで、途中クイズを解いたり、地元の美味しいものを食べたりして楽しみながら、大山流域の水の循環を肌で感じることができます。

サイクルカーニバルとは

 1992年から続く米子日吉津商工会主催のサイクルカーニバルは、旧淀江町商工会青年部が中心となり、当時普及し始めた「サイクリング」を通じて、環境省認定の湧水地や日本最古級の壁画、日本最大の弥生時代集落遺跡などこの地の知られざるスポットを、美味しいモノや楽しいコトを織り交ぜながら、多くの方に巡っていただくことを目的とした “手づくり”の地域活性化事業です。2007年の商工会合併(淀江・伯仙・日吉津)後も継続して開催され、コロナ禍での中断もありましたが、昨年2023年に30回記念大会が開催され、山陰における”自転車の聖地”を目指すと共に、アットホームなおもてなしで地域の良さをお届けし続けているイベントです。

 今年は9月8日(日)に実施される予定で、定番の健脚コースに加え、2019年以来5年ぶりにショートコース(水の道周遊コース)が、初心者向けのコースとして復活します。

 また、ゴール地である海浜運動公園では、西部商工会管内等の事業所が出店するマルシェが開催されます。昨年は5000人以上の方が来場され、賑わいました。

 サイクリングをされている方は「健脚コース」に、始めたばかりの方は「水の道周遊コース」にご参加ください。E-bikeでも参加可能です。自転車に乗られない方も「マルシェ」には、ぜひお越しください。 

開催日:2024年9月8日(日) 開催 ※雨天決行

申込期間:2024んrん8月20日(火)まで

開催場所:鳥取県米子市淀江町中間 大和公園運動広場

【コース】

※先着順(定員になり次第締切)

・水の道周遊コース(約38km):定員200人 参加資格●小学生以上の健康な方(小学生は保護者同伴必須)

・健脚コース(約70km):定員300人 参加資格●中学生以上の健康な方

サイクルカーニバルご案内

スポーツエントリーよりお申し込みください。

 


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News Topics

ロードバイク始めました! お仲間募集中!

 大阪在住の頃は移動によくママチャリを使っていたママチャリ歴50年の洋子が、初めてスポーツタイプの電動自転車(eバイク)に乗ったのは、2020年、淀江にUターンした年の秋。鳥取県西部の商工会が結束して鳥取県西部地域の魅力を地域内外に発信するプロジェクト「大山時間」のサイクルガイド養成講座に参加したときのことです。それ以降、坂道も楽々のeバイクを活用するようになりました。

 202212月末にロードバイクを購入したのですが、ギアの使い方に慣れないまま、玄関で埃をかぶり、eバイクばかりを利用していました。今年の420日、星明彦氏(20226月に出会った当時は観光庁観光資源課長~観光庁本庁 観光政策調整官)がこちらに来られる前に、ricco_cycleの金澤純さんにギアのレクチャーを受け、ロードバイクデビューに備えました。

 

 420日は松江で、観光庁の「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」に係る勉強会が開催され、その翌日、星さんがこちらに来られて、ロードバイク組5人、宿のeバイク組4人で、天の真名井~本宮~森の国まで、走りました。途中の坂道では、星さんが伴走して背中を押してくださり、なんとか森の国までたどり着くことができました。この経験で少し自信が付き、今までeバイクで走っていたサイクルカーニバルの水の道周遊コースをロードバイクで試走しました。

 

62日には商工会の浅田正人さんにお誘いいただき、鳥取県サイクリング協会の月例会に参加。境港~美保関~べた踏み坂を上るショートコース(距離50.1㎞ 獲得標高749m)を皆様にギアの使い方やこぎ方を教えてもらったり励ましてもらったりして走り切ることが出来ました。現在、こんな初心者の洋子と走ってくださるお仲間募集中です。

東大水研究チーム再訪

 6月6日~9日、東大の水研究チームが今津田中家に滞在してくださいました。2022年7月、2023年5月、10月に引き続き、4回目の滞在で、今回は以下の5名が滞在されました。

・徳永朋祥(とくながともちか)教授(東京大学大学院新領域創成科学研究科長、地球・資源システム工学、資源開発工学 )・井上大悟(いのうえだいご)さん(淀江の湧水について卒論を書き、今年4月から大学院生)・特任研究員の蔡其珊(Chi-San TSAI)さん・博士課程の田嶋智(たじまさとし)さん・大阪公立大学 准教授の伊藤有加(いとうゆか)さん

 今回は、水路網のマッピング調査(山根正敬さんガイド)、本宮・高井谷・稲吉で水の利用や水管理に関するヒアリング調査(森田豊充さんコーディネート)の他、若いメンバーとの交流BBQや井上さんの卒論報告会などを実施。宿での地元食材を使った食事の他、人気店 「ラーメン悟空」や「真名井ばあちゃんのせせらぎレストラン」、「大正蔵」のBar営業などにお連れし、最終日の夜は「うみねこ」の「ジビエ料理しし鍋」 を宿で提供、どれも「とても美味しい」と喜んでいただきました。

 今回、井上さんの卒論を宿に贈呈していただきました。今後、井上さんと地元の方との交流などもより推し進めていきたいと考えています。

8/3 シンポジウム「プラネタリーヘルスとローカル資本」

日 時:2024年8月3日(土) 13:30~16:30

会 場:米子淀江文化センター(さなめホール)

主 催:(公財)日本ヘルスケア協会・プラネタリーヘルスイニシアティブ

後 援:鳥取県、米子市、境港市、江府町、経済同友会鳥取西部地区

参加費:会場参加1000円

 

<第1部> 基調講演 「プラネタリーヘルスと世界における山陰の役割〜日本的視座が世界最先端となる自然共生社会」

 講師:桐村里紗(公財日本ヘルスケア協会 PHI代表・医師)

<第2部>パネルディスカッション

「ネイチャーポジティブ視点にたった医食農連携と観光の可能性」

<ファシリテーター>

・佐藤 洋一郎(京都府立大学客員教授/ふじのくに地球環境史ミュージアム 館長)

  地球環境と人の営みに関する碩学

<パネリスト>(五十音順)

・桐村里紗(PHI代表理事)

  鳥取県江府町と連携協定、拠点化に取り組む江府町民

・田中 善(医療法人仁善会田中クリニック院長・鳥取大学医学部出身) 

  鳥取大学医学部ご出身で食事療法や腸内細菌を通した全人的治療を提供する医師

・塚野真樹(株式会社SC鳥取/ガイナーレ鳥取 代表取締役社長)

  地域に密着したサッカーを通して地域活性化を牽引

・星 明彦(一般社団法人Expe) 

  観光庁・高付加価値インバウンド向け観光地づくりを推進され、山陰の価値を評価

・横山和成(立正大学 地球環境科学部環境システム学科 客員研究員/株式会社DGCテクノロジーシニアリサーチャー)

  微生物の多様性から土壌・農地の豊かさを評価する第一人者

 

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3面


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淀江の宿今津田中家 瓦版16号 A4 4P
1P「自転車で走る『水の道周遊コース』」、2P「News Topics」、3P「日替わり店長カフェ」、4P淀江プロジェクト物語 第15話
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淀江の宿今津田中家 瓦版16号 A3 二つ折り
1P「自転車で走る『水の道周遊コース』」、2P「News Topics」、3P「日替わり店長カフェ」、4P淀江プロジェクト物語 第15話
瓦版16号202407A3.pdf
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