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(一社)Bisui Daisen(淀江の宿今津田中家のオーナー田中洋子と、同じく今津で簡易宿所を営むHiddenWestの大原徹さんはじめとするメンバーが2022年4月に設立した一般社団法人)は、2024年2月20日旅行業登録をし、動き始めました(鳥取県知事登録旅行業 第4-94号 ※地域限定旅行業)
旅行業には、第1種・第2種・第3種・地域限定の4種類がありますが、今回(一社)Bisui Daisenが登録したのは、「地域限定旅行業」です。
江府オフィスを開設
「地域限定旅行業」は、自らの営業所のある市町村に隣接する市区町村および観光庁長官の定める区域内(拠点区域内)であれば『募集型企画旅行』の実施が可能で、同地域での「受注型企画旅行」「手配旅行」を取り扱うことができます。
今年2月「淀江オフィス」の他に、江府町のご協力で「江府オフィス」を開設することができ、旅行業で取り扱うことが出来る実施区域が広がりました。江府町は全国に先駆けて「プラネタリーヘルス」の社会実装に取り組んでいるエリアです。
旅行業取得を機に目指していくこと
現在、旅行業で取り扱うことが出来る実施地域は以下の通りで、「淀江の宿今津田中家」のオーナー 田中洋子が「旅行業務取扱管理者」を務めます。
米子市・大山町・日吉津村・境港市・南部町・伯耆町・島根県安来市・ 江府町・日野町・琴浦町・倉吉市・岡山県新庄村・岡山県真庭市
まずはこの地域で、大山流域ならではの魅力を生かした地域密着型の着地旅行(体験型・学習型・交流型のニューツーリズム)を造成・販売していきます。
大山流域で活躍されている皆様、そして地域外で大山流域を評価してくださっている皆様とともに、観光庁事業(地方のおける高付加価値なインバウンド観光地づくり)との連携なども強化しながら、この地の価値を高め、地域活性化の一助を担えるように活動していく所存です。
今年造成していくツアー例
大山流域の食と『精神文化』…この地の土・水・気候風土・発酵・循環等を体感できる食べ物を「育む・穫る・加工・体内に戴く」一連の体験を通して、その背景や積層する歴史、精神文化を探り、気づきを得ることができる四季折々のコンテンツを統合的に造成。インバウンドも視野に入れ、達人・事業者・専門家・移住者・学生等との交流も組み込む。
皆様と一緒に大山流域を盛り上げていけたらと思っておりますので、様々な情報やご要望をぜひお知らせください。
江府町×tenrai×Bisui Daisen で「プラネタリーヘルスツーリズム」の提供を本格的に始めました(詳細は2Pをご覧ください)。
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自然体験型学習「プラネタリーへルス・ツーリズム」本格稼働
※以下、全文 tenrai株式会社プレスリリースより抜粋
【江府町】× tenrai × Bisui Daisen
鳥取県江府町(町長:白石祐治氏)とtenrai株式会社(鳥取県江府町、代表取締役医師 桐村里紗氏 ※以下 tenrai)は、2022年11月に締結されたプラネタリーヘルス推進にかかる連携と協力の協定を結び、事業を行ってきました。この度、桐村里紗医師が代表を務めるプラネタリーヘルス・イニシアティブの第1号パートナーとして、一般社団法人Bisui Daisen(鳥取県米子市 、代表理事 大原徹※以下 Bisui)と共同で、江府町を含む大山流域でのプラネタリーヘルス・ツーリズム事業(ホームページ)を開始します。
2023年春より、豊かな水を湛える奥大山を重要な自然資本と位置づけ、環境を守り再生することを掲げる江府町において、桐村医師監修のもとに行われた大山流域での「身体を通して水から人と地球の関わりを学ぶ」プログラムを用いた実証実験をもとにしたツアー商品を「プラネタリーヘルスツーリズム」として、2024年4月よりBisuiによって本格的に提供開始します。
プラネタリーヘルスツーリズムとは
プラネタリーヘルスツーリズムは、環境に配慮するエコツーリズム、環境を再生するリジェネラティブツーリズムをさらに発展させた新しいツーリズムです。
豊かな大山が育む源流から海に続く流域の水を身体で感じながら、地域の気候風土・歴史文化、古来からの智慧や精神性を踏まえた食や体験、環境の再生(リジェネレーション)活動を通じて、自らの心身の健康・ウェルビーイングと地域、自然環境の健康を実現する生き方や関わり方を体得します。
企業研修としての実施により、グレートトランジッション(大転換)の時代に企業人に求められる健康や環境へのリテラシー向上が期待されます。
将来的には、大山山麓、流域全体の連携をはかりながら、山陰エリア全体を体験型の学びの場とするプラネタリーキャンパスを構想しています。
山陰エリアは観光庁が選ぶ「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくりモデル観光地」にも選定されており、歴史文化・気候風土を生かしたプラネタリーヘルス・ツーリズムとして国内にとどまらず、国際的な観光に生かしていく考えです。
体験した有識者コメント
【一般社団法人Ecological Memes 代表理事 小林泰紘氏】
大山流域での「プラネタリーヘルスツーリズム」は、人と自然環境の関わり方が大きく問い直されている現代において、非常に先駆的かつ重要な取り組みであると感じました。Ecological Memesで協働させていただいたフィールドワークや企業研修の参加者からも大変に好評で、大山流域の水を全身で感じ、気候風土や歴史文化と深くつながり、環境再生活動に関わることによって、身体を通じて体得される学びや心身の変化は、これからの時代の地球市民やビジネスリーダーにとって必須のリタラシーとなるでしょう。従来のツーリズムや自然体験をさらに発展させ、さらには人間中心主義に閉じこもってきた現代社会に風穴をあけ得る本取り組みに大きな可能性を感じてやみません。期待しています。
【一般社団法人OneGeneration 鮎川 詢裕子氏】
自然の摂理の中に身を投じ、自分がその一部であることを身体を通して知る・わかってしまう」体験は、まさしく「Deep Dive into Regeneration」そのものです。自らの存在の源泉に触れ、生命としての視座から世界を観た時、世の中がガラリと変わって見えてくることでしょう。自分とは何か、いかに生きるのかに目覚める旅です。